Diary 2006. 12
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12月5日 (火)  12月なのですね。

やはり生活には区切りのような事がある方が深みが出ても来るような気持ちに。
11月の後半から地面が硬く氷つてきて、冬の入り口の前に立つ気持ちと言うのは、仕事柄かいつも気持ちが硬くなります。 でも何日かすると少しずつ気持ちは開き直り、こうしていつも12月がやつて来ます。
いつの年もそうなのですが振り返る時の気持ちはなぜか少しばかり感傷的になり、前を向く時には挑戦的な気持ちになりますね。
少し暖かい話題なのですが、現在工事中のオーナーの奥さんの親戚の方達がクリスマスを白銀の帯広で迎えたいとの事で、近じかやつて来られるそうです。 ご主人は自家製のそりを作り、裏の空き地に雪山を造り、そこで「そり」遊びをさせてあげるそうです。 そりを見せて頂くと、なかなか本格的なものなのです。 大きな犬も1頭居るので、この犬にも「そり」を曳かせるそうなのですが馬でしたらいけると思いますがかなり重そうなそりに大人が乗るとかなりきついような気がしました。 やや小振りな犬も1頭いるのですが、戦力にはならないように見えます。
少し冷たいかも知れませんが、私は犬ぞりにはさほど興味は湧きません。 親戚の方達がどこからやつて来るかと言いますと北海道の礼文島ではなくオアフ島からなのです。 ご苦労さまです。  

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12月8日 (金)  墓場鬼太郎の続き。

以前、墓場の鬼太郎と言うタイトルのコミツクのお話をした事がありました。 あの2日後には買つていました。 子供たちにはよく漫画ばかりではなく、何か物語りでも読んでみたらなどと言つているのですが私も買つて来ました。 読み終わつて子供達に読んでもいいぞと言つたのですが妻も子供達だれもこの「墓場鬼太郎」には見向きもしませんでした。
話は少しばかりちぐはぐになつて来るのですが、11月の日記のなかで赤ちやんの鬼太郎をお墓から拾つて来た美談を紹介したのですが、物語を読み進んで行くと結して美談ではありませんでした。 「お母さんは笑顔で」と書きましたが、よく見てみると何処にも笑顔はありませんでした。
鬼太郎赤ちやんを拾つて来た30歳前後の独身男性は鬼太郎のせいで、地獄の片道きつぷを持つて地獄へ行つて、帰れなくなつてしまいました。 

ちなみに鬼太郎赤ちやんを初めて見た母親との会話「おまえ、いつたいどこからこんな子を拾つてきたんだい」 「はあ あの お母さん あのう・・・いえの前に捨ててあつたのです」 「そうかい」 本当はお墓から這い出てきたのでえすが。 私は親子のこの部分の会話に多とも心打たれたのですが。 しかし鬼太郎が小学生になつた頃、この育てのお母さんを「おばさん」と呼んでいるのです。 そして地獄行きのきつぷは往復乗車券では無く片道だつたために息子さんは地上へは戻れなくなつてしまつたのです。話の途中では「おばさん」は鬼太郎の道案内で行方不明の1人息子を捜しに行き、地獄の入り口の穴に鬼太郎を突き落とすのです。 そして「おばさん」は狂人になつていました。 

とにかく鬼太郎はたくましいのです。誰いうとなく「墓場の鬼太郎」と言うようになつた。またその名の如く不気味な子供であつたから 誰1人遊ぶ相手もなく、いつも1人ぼつちだつた。
この所は本から写したのですが、鬼太郎にはたくましさを感じますね。 小学校の図書館でも購入をお勧めしますね。 生徒もから校長先生まで皆さんに読んでいただきたいお勧めの1冊です。

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12月13日 (水)  フイルターのお話。

先月の事ですが、色彩に関してのお話を聞く機会が有りました。 私は誰かに背中を押されたりして何かきつかけが無いとなかなかこの様な集まりの中には入つて行かない方なのですが、やはり生きてこられた環境の違う方のお話はとても新鮮でした。時間にしてそう長くはなかつたのですが、お話の中に「フィルターがかかつてしまう」と言う表現がありました。 子供の頃は心の目とでも表現するのでしょうか、何事も感じるまま表現する事が出来るのですが、大人に成るにつれ感性を受け止めるアンテナの上にフィルターがかかつてしまうと言うのです。 
私も全く「その通りです」と思いました。 
後日、私はいろいろこの事について振り返つて見たり、見渡して見たりまた思い出してみたりしてみました。 大した事では無いのですが、やはり書いてみようと思います。 私はこのフィルター論には心当たりが有りますね。 その中でも私はこのフィルターの厚さには二通りあつて、男の厚さから比べると女性の厚さにはむらが有つて薄く出来ている様な気がするのです。
そう思うのは私だけなのでしょうか。
このところデジカメ君の電池が全く消耗し切つてしまい、新しい電池が届くまでは以前の画像を使おうと思います。

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12月16日 (土)  流れ星。

昨夜は鹿追町の山の方「既に山に囲まれていますが」の牧場「私達はメルヘンチツクナ香りのする牧場と言う呼び方はせず、{牛屋}とメルヘンチツクとかけ離れた名前で呼んでいます」
でもここに私達が建てているお家に入るご夫妻はやはり新婚さんなのです。 奥さんは関西からこられた方で、あと10日ほどで赤ちやんがうまれます。 日本は少子高齢化なのですがここの周辺の地域ではベビーラツシュなのだそうです。
この町はなかなか気前が良く初めて知つた事なのですが、この町にお家を建て生活を始められるご家族には100万円の商品券をお祝いとしてポンと・・・だそうです。


12月23日 (土)  イルミネーション。

今し方、家の外があつと言う間に白銀の世界に変わりました。 暖冬のせいか雪は少なめでしたが、これでクリスマスの粉意気も整つて着た様です。 最近、とても美しく飾られたクリスマスツリーを見かけました。 帯広駅前などの繁華街などでは無く、自衛隊駐屯地の前なのです。 正門の両サイドに高さが6メートルほどのツリーが立ち、なかなかのセンスのイルミネーションで飾られていました。 この並びに自衛隊の5階建て程度の味気無い官舎が何棟か建つているのですが、その中の或る1軒のバルコニーが煌々とイルミネーションが輝いていました。 私が冬のイルミネーションを意識する様になつてから7〜8年が過ぎるでしょうか。 最初に気が付いたのは「中士幌町」の「町」を夜に車で通り過ぎた時です。
もしもこの通りに馬を繋ぐ柵の様なものが有るのなら、まさに西部劇に出て来るような殺伐とした空気を感じるのでは無いかと思います。
通りの長さは150m程でしょうか。 もちろん人通りも無く、ただ何軒かの小さな店があるだけなのですが、その中の或る1軒のやはり小さな店先が煌々とイルミネーションで飾られていたのです。 前後して1キロに1軒程度のまばらに建つ農家の庭先がささやかに飾られる様になつたでしょうか。 今年あたりになると、住宅の立ち並ぶ私の家の周りにもイルミネーションが増えてきているように思います。 思つてみたりしているとこのイルミネーションの増殖は只、ホームセンターの安売りだけが理由ではない様に思います。
聞こえはしないのですが何かちいさく囁いているように思います。
デジカメの電池が新しくなりましたので、また少しずつ写せるかと思います。
今日の画像は私の家から歩いて20分ほどの所で見つけた以外な所です。何とも言えない空気が漂つていました。 ここに昔から周囲を圧倒しているニレの木がありました。 

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12月26日 (火)  お歳暮

先日、家に帰ると子供が「誰か魚を届けてくれたよ」と言うので物置を開けて見ると、二匹の鮭が入つた大きなビニール袋が置かれていました。
子供に届けてくれた人の名前を聞き、翌日お礼の電話を入れました。 彼は大工さんで、お付き合いのとても長い友人の1人です。 仕事でもいろいろとお世話になつています。
彼の実家は目黒という所なのです。 帯広から飛行機ではなく、車を飛ばして2時間程の所でしょうか。ここから2時間と言う言葉の響きの先には何か思い空気が漂つて来るのですが、東京にも目黒という所がありますが襟裳岬の少し手前にも目黒と言う小さな漁村があります。 かれの母親は1人ここに住んでいます。 以前襟裳岬に行く途中、脇道に入り目黒の漁村に立ち寄つたことがありました。 目黒は漁村と言うより集落といつた方がイメージが近いような気がします。
前置きが長くなりましたが、ここに1人住む彼の高齢になる母親が目黒の漁協へ仕事に行つていて、定置網に掛かる鮭を狙い、アザラシが鮭の頭だけを食べてしまうそうなのです。本当はゴマちやん、悪い子のようなのです。 頭を食べられてしまつた鮭は売り物にならなくなつてしまい、母親はその鮭を分けてもらい、塩をして息子である私の友人に送つてきたようなのです。
彼は「訳ありの鮭」と言うので、密漁なのかなあくらいにしか思わなかつたのですが、この頭の無い鮭のお歳暮には普段、生活の中でつい置き忘れて来た事が入つていたように思いました。
10日程前にはハンテイングが趣味の友人から鹿の肉をドサツといただきました。 いただいたお肉には足は付いて無かつたのですが、家族に伝えると「結好です」の一言でした。

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