私が中学3年生の時だったでしょうか、北海道の田舎町「帯広」に1967年(埃だらけのお話)イタリアGPで優勝したホンダF1の実物の車体が来たのです。ドライバーは来ませんでしたが確か1日か2日間街の中のさほど広くもないスペースに飾られていました。
友人と2人でさっそく見に行きました。係の人が目を離している隙を見て私はコクピツトの中へ滑り込みハンドル、アクセルなど触ってみました。その時の印象は今もはっきりと覚えています。
一番印象の強かつた事はコクピツトが「狭い」と言う事でした。他にもいろいろあったのですが中学生の私が座っても「狭い」のでした。
その後程無く田宮模型の「ホンダF1」を買いました。中学生の私にはかなり高価なプラモデルでした。この模型はなかなか繊細に出来ていて私は70パーセント程のところで未完成に終わりました。それまで模型の「未完」など思った事も無かったのですが、この頃に人生の別れ目の種があったようにも思うのですが・・・。
でもあの当時、田舎に「ホンダF1」を持って来た甲斐はあったと思います。私と妻もホンダに乗っています。軽トラもホンダです。
本田宗一郎さんの「挑戦」。わくわくします。
模型でギブアツプした私はあの時以来どこか引け目を感じています。
先日、日曜日の夕方「伊ー400」を買ったお店「STAR SHAP MODELS]へ行き、灯台のレプリカ1つ、灯台レプリカ集を1冊買つてきました。
私は「熱烈模型フアン」では無くどちらかと言うと「模型の挫折組」なのですが若い店主は語るのです・・・。知識もかなりなものです。
熱い「店主」とぬるめな「お客」。
灯台のレプリカ集を見ると種類の有る事ある事、集めると部屋を1つ造らなければ飾れないのではと思うくらいの数なのです。
でもすでに私の狭い部屋は混み合って来ているので灯台シリーズを集めるとしたら読まない本などを処分しなくてはいけません。よくお施主さんには言つている事なのですがいざ自分の事となると「捨てがたい」ものです。