「熊げら亭」打ち合わせ等のため、Hさんにお休みを取って頂き、伊丹から3日間だけ来てていただきました。
Hさんとの出会いは2年程前に極短い1本の電話から始まりました。
その半年後にまた突然の電話。そして葡萄畑の作業小屋で会う事に。ここで初めて建物の話が出て、それも一言,二言の当たらず触らずの内容で終り、それから連絡が来たのは1年が過ぎていました。
1年ぶりに会い、そこからは一気に計画は進むことに。打ち合わせの中で暖房にはロケツトストーブ,外壁には焼き杉(カラマツ),外壁断熱は50cmなどなど・・・。(私に取って新兵器が次から次へと~)
まあ、とにかく計画は進み焼きカラマツの試験製造が今回始まりました。(オーナー自家焼き)
今回の3日間のではロケツトストーブの試作も進み
試験焚きまで進めることが出来ました。(私も知らない世界に引き込まれ・・・少しずつ知って来たので大丈夫!)
それはさて置き、タイトルの「+と-が?」を簡単にお話したいと思います。
Hさんとロケツトストーブ試作の件で鉄工所での打ち合わせの帰り、昨年暮れに完成した「2馬力の家」に立ち寄ると「お茶でもいかがですか」との奥様からのお言葉に甘え、さっそく新居を見学させて頂きました。
3世帯のお住まいには3つの居間が有り、2つの居間にヨツールF500,F600(なので2馬力)がそれぞれ据えられています。
「以前私もノルウエーからストーブを持ち帰つた事がありました」とお話するHさん。(うん? どこかで聞いた話・・・)20年程前になりますが、やはり仕事でノルウエーに行つた帰り、鋳物の重いストーブを持って帰ったので設置してほしいと相談があり、レンガを積んだり煙突工事などのなかなか苦労した工事がありましたした(この時が本格派薪ストーブ工事第1号になり、2馬力の家ストーブ工事もこの時以来お世話になっている高野さん)。 住宅ではなく「びばいろ」といいました。
畑の中にポツンと建つお蕎麦屋さんでした。
そんな話を私がすると、奥様は「お蕎麦屋さんはここからすぐ近くです」(そう言えばそうです。食卓の窓から小さく見える距離だったのです)
お蕎麦屋さんはもしかしてIさんでは?とHさんの口から当時仕事を依頼されてきた懐かしいIさんの名前が出た瞬間、「2馬力の家」「熊ゲラ亭」「びばいろ」この3つの点が私の頭の中で磁石の+と-がカチーンとぶつかつた様な音が聞こえて来たように感じました。
伊丹に住むHさんがなぜ20年前にIさん(確か静岡の方だった記憶が)と仕事で北欧の国まで・・・。
画像1-お蕎麦屋「びばいろ」近くより「2馬力の家」を眺めてみました。冬の日高山脈が青空に映えます。
画像2-焼いたカラマツ板を棟梁に試験貼してもらいました。(なかなかいけます!)
画像3-試行錯誤しながら板を焼いています(私は少しお手伝いしただけですが写つてます)。