昨年「おばあちゃんと暮らす家」を建てている時現場の前を通る中学生、高校生達が皆気持ちよく私に挨拶うをして行くのです。この様な事を話題にする私はすでに汚染されてしまつているのでしょうね。
挨拶で思い出すある埃の被った記憶があります。東京貧困生活も2年が過ぎた頃、友人3人張り込んで「デニーズ」へ初めて入った時の衝撃です。メニュー、金額もさほど記憶には無いのですが唯一注文を取りに来たウエイトレスの言葉と表情に驚きました。驚いたのは多分私だけかとおもいますが。見るからに育ちの良さそうな学生のアルバイトが「ようこそデニーズへ」丁寧な言葉と覚めた無表情さに今も思い出すシーンです。(私達がバッチイのは事実でしたが)
言葉と表情の格差とでも言うのでも言うのでしょうか。あれから30年後、近くにあるヨーカ堂のレジのおばちゃんが両手の指を重ね「ようこそイトーヨーカ堂へ」すると近くの地元スーパーのおばちゃんも遠慮気味に両手の指を重ね「ようこそスーパー〇〇へ」。
その後北海道資本のコンビ二のおばちゃんも「ようこそ〇〇マートヘ」さすがに夜の学生バイトまでは徹低していませんでしたが。30年の歳月で心にも無い挨拶が北海道の奥にまで伝染してしまうのでしょうか。心温まる挨拶に戻るまで何年かかるかなー。 現場前を通つていた中高生達はいつまでも伝染しないでほしいです。